これがオリジナルの椅子です。背もたれ付きの椅子は強度を保つためにふつうはごく堅い木を使い、ほぞを切るなど構造的にもむずかしいので、小学生には無理な工作だとあきらめていました。でもこの椅子に出会って目からうろこ。さっそく教室の課題として使わせてもらうことにしました。
「手のアトリエ」は埼玉県新座市の造形教室。
主宰の山崎香文子(やまざき かふみ)さんは、板絵の制作を中心に作家としても活躍中。福音館「こどものとも」の2001年10月号「のねずみ もんの
つくったものは」の作者でもあります。
夫の隆さんは石彫をやってます。ふたりと私たち夫婦は彫刻科の同級生。私は予備校のときからだから、ほんとに長いおつきあいです。去年(2002)は、家族でくさっぱらまつりに教室の作品をもって来てくれました。そこで見せてもらったのが、この背もたれつきの椅子というわけです。山崎さん、またいい教材があったら教えてください!